平成26年度の報告書について

 平成26年度は「点検サイクルを活かした保全の実行~命を守るために~」をテーマに勉強会を実施し、報告書をまとめました。
 多くの自治体において公共施設の老朽化が進む中、施設の点検を適切に行い、その結果を活かして維持保全を行っていくことが求められています。このことから、学校施設における点検について、日常点検、周期点検、建築基準法第12条による法定点検、の3つのカテゴリに分け、考察を行いました。
 現在多くの自治体で施設点検の必要性から、点検マニュアルの作成をしたものの、なかなか点検が実施できていないという実態があります。その中で点検を実施していくためには、専門知識がない職員でも使える点検シートが必要ではないか、点検の結果発見した不具合が適切に予算化され修繕につながる仕組みが作れないか、そのようなことをメンバーで話し合いながら、報告書をまとめました。
 また、点検実施のために実際に使えるツールとして、点検ハンドブック、点検VTR、12条点検の発注の仕様書案などを作成しました。これらのツールを、施設点検の必要性を感じている多くの自治体でご覧いただき、アレンジして活用いただければ幸いです。

 
  報告書「点検サイクルを活かした保全の実行~命を守るために~」 

  【報告書資料】施設カルテ 

  学校施設の点検ハンドブック 
  学校施設の点検ハンドブック 

  特殊建築物等定期点検業務委託仕様書(案)学校編 

  特殊建築物等定期点検業務委託仕様書(案)別添資料