第1巻 プロローグ
プロローグ
高度成長期に建てられた公共施設の多くが、今、同時に更新の時期を迎えている。
人口は減り、税収は減り、維持費だけが増え続ける。壊れてから直す。先送りする。その繰り返しは、いずれ立ち行かなくなる。
誰かが悪いわけではない。仕組みが、追いついていないだけだ。
一人の管財担当者が、地下資料室で一冊の古い冊子を見つけた。そこには、この街の施設の状態を示す数字が並んでいた。
長谷が数字と向き合うたびに――この街の未来の選択肢が、一つずつ増えていく。
この話のFM豆知識
(豆知識は準備中)
つづく
※本作はフィクションです。登場する人物・団体・自治体等はすべて架空であり、実在するものとは関係ありません。作中の制度・法令に関する記述は一般的な説明であり、最新情報は関係省庁にご確認ください。詳しい注記はこちら
一般財団法人 建築保全センター