一般財団法人 建築保全センター １．定義
公共建築のＦＭと保全ネットワーク設置要領（以下「ネットワーク設置要領」という。）は、公共建築のＦＭと保全ネットワーク（以下「ネットワーク」という。）の目的、設置、構成、活動、運営等について定める。
２．目的
公共建築に携わる者が、公共建築のファシリティーマネジメント（以下「FM｣という。）および保全に関して、幅広く知識、技術、情報を交換・交流するため、「公共建築のＦＭと保全ネットワーク」（以下「ネットワーク」という。）を形成し、公共建築の効率的活用、適切な運用・維持保全、施設の長寿命化、環境負荷低減、社会・行政ニーズへの対応、執務環境の改善等に関する知識、技術、情報の共有化を図り、公共建築の最適化に寄与することを目的とする。
３．設置
ネットワークは、一般財団法人 建築保全センターが設置し、「公共建築のＦＭと保全ネットワーク運営委員会」（以下「ネットワーク運営委員会」という。）の助言、指導等を得て運営する。
４．構成
１） ネットワークは、会員、ネットワーク運営委員会、「公共建築のＦＭと保全ネットワークニュース編集委員会」（以下「ネットワークニュース編集委員会」という。）および「公共建築のＦＭと保全ネットワークセンター」（以下「ネットワークセンター」という。）により構成する。ネットワーク運営委員会、ネットワークニュース編集委員会およびネットワークセンターに関する規約を別途定める。
２） 会員は、国、独立行政法人、地方自治体、公益法人またはそれらに所属する個人とし、ネットワーク設立趣旨に賛同し、ネットワークに参加する者とする。会員規約を別途定める。
５．活動
１） ネットワーク運営委員会は、ネットワークの運営方針、ネットワークニュースの編集方針、「公共建築のＦＭと保全ネットワーク」設置要領の改正、会員規約、会員の入退会等、ネットワークの運営全般について助言・指導および審議・決定を行う。
２） ネットワークニュース編集委員会は、「公共建築のＦＭと保全ネットワークニュース」（以下「ネットワークニュース」という。）の企画・編集およびネットワークニュースに関する活動を行う。また、ＦＭと保全に関する知識、技術および情報の効果的な普及のため、ネットワークニュースとともに、建築保全センターのウェッブサイト、機関誌との一体的な活用に努める。
３） ネットワークセンターは、ネットワーク運営委員会およびネットワークニュース編集委員会の活動の事務、ネットワークニュースの会員への定期的配信、会員からの質問、相談への対応等を行う。なお、必要に応じて外部専門家の協力を得ることができる。
４） 会員は、ネットワークニュースへ情報提供できるともに、ネットワークニュースなどで紹介された内容に関して、ネットワークセンターを通じあるいは直接に、当該会員に問い合わせ等ができる。また、会員はＦＭと保全の全般に関する質問、相談をセンターに行うことができる。
６．運営費用等
一般財団法人 建築保全センターは、ネットワーク運営委員会、ネットワークニュース編集委員会、メール配信等のネットワークの運営に要する費用を負担する。会員は、無料でネットワークへの入会、ネットワークニュースの受信ができる。ただし、ネットワークに必要な機器の設置、ネットワークの活動に関連する交通費、資料代は、会員の負担とする。
７．その他
本設置要領の改正は、ネットワーク運営委員会の過半数の委員の同意による。同数の場合は委員長が決定する。
附則
本設置要領は、平成２０年１月１日から適用する。